GREETING
ご挨拶
日本の地域医療を、あらゆる側面から変えて行きたい。
日本の地域医療を、あらゆる側面から変えていきたい。先ほども触れたように高齢化は日本社会全体の課題ですが、それは患者だけに留まらず、実はドクターにも同じことが言えるんです。開業医も高齢化が進んでおり、病院を継承するドクターがいないという問題がある。それを解決するためにも、より一層Carusのネットワークを拡げたい。
また、IT・デジタルを活用した課題解決方法もあると思います。医療カメラの精度は上がっていますし、聴診をした音をデジタルデータで取得するデバイスもあります。このような技術を使って遠隔地から診療ができればドクターのリソースを最適化できますし、ドクター側からすると働き方改革にも繋がりますよね。このように課題を多角的に捉え、既存のやり方に囚われずに解決できればと思っています。
また、我々の目標達成にはカバーする地域数という「量」という側面と、一方で「質」における達成もあると考えています。質的な目標で言うと、提供する医療の質の可視化に取り組み、世界的な診療ガイドラインなどにも準拠しながら、医療水準を向上させる取り組みを始めています。
また患者さん満足度やご意見、さらには従業員たちの満足度・フィードバックも定期的に調査しながら、それらを向上する取り組みもしていきたいですね。いくら素晴らしい医療を提供しても、患者さんたちがそれによって満足し、希望を感じ、幸福が増していなければ、ただの正しい医療の押し付けに過ぎません。
患者さんの満足度については定期的な調査も行っています。調査結果はポジティブなもので、嬉しいコメントを数多くいただいており、そういったことも日々の取り組みのモチベーションになります。まだまだやるべきことが数多くありますし、ビジョンを叶える道のりは遠いですが、我々の考えに共鳴してくれている仲間たちとともに着実に達成し、地域の元気を守っていきたいと考えています。
Carusとはラテン語で、「親密な、愛情深い」という意味を持ちます。私たちはこれからも、医療に携わるものとしての倫理、患者さんへの親密な寄り添いを大切にしながら、「日本のどんな地域でも、人々が幸せに、希望を持って暮らし続ける未来を創る」というVisionに向かって努力していきたいと思います。
Carus Holdings 創業医師 今野 健一郎